第７戦　　リオＧＰ　　　　ネルソン・ピケ・サーキット

2004/7/4

予選から３日間ドライで迎えた第７戦リオＧＰ。今日のネルソン・ピケ・サーキットはコースに埃が溜まっており、トレースラインを外すとかなりスリッピーで波乱が予想される。しかし日本の玉田には相性のいいサーキット、昨年も３位表彰台に上がっており、ズバリ今回は勝ちに行きますと公言。その結果は･･･ 予選ポールには２日目にトップタイムを出したＫ・ロバーツが久々に登場、以下ビアッジ、ヘイデンと続く。ジベルノウは初日の自己ベストを更新出来ずに４位、ロッシにいたっては今期ワーストの８位スタートとなった。玉田は７位、中野は９位、阿部が１５位につける。 レース序盤をリードするのは今期未だ未勝利のビアッジとヘイデン、ロッシとジベルノウは４位、５位と続く。しかし２週目にジベルノウがまさかの転倒リタイア、ポールのロバーツは徐々に遅れ出す。中盤より玉田がペースを上げ始め９週目でロッシを交わし４位に浮上、以後周回事に順位を上げ遂にヘイデンをも抜き２位に浮上。この直後今度はロッシが３年振りとなる転倒リタイアとなり、レースはビアッジｖｓ玉田のチームメイト同士の一騎打ちとなる。終盤完全にビアッジを射程に捕らえた玉田はラスト３週目に鮮やかに交わすと、ビアッジに追撃を許す事なくチェッカーを受け嬉しいｍｏｔｏＧＰ初優勝！（日本人としては02年２戦目の宇川以来２人目）ちなみにＢＳタイヤも初勝利と日本人にはこれ以上ない結果となった。 レース後のコメントでは、今日7/4は大ちゃん（故、加藤大治郎）の誕生日であり最高のプレゼントになったとコメント。2位ビアッジ、3位ヘイデンも今日の玉田の走りを絶賛していた。

決勝リザルト