現在のYAMAHAのフラッグシップＹＺＦ−Ｒ１、その前身モデルのＹＺＦ−１０００Ｒ（サンダーエース）は、レプリカマシンＦＺＲ１０００のフルモデルチェンジ版として１９９６年にデビューした。７５０ｃｃ並のコンパクトなフレームとYAMAHA独自の５バルブエンジンは１４５ＰＳを搾り出し、運動性能の高さは驚異的であった。YAMAHAらしくないグラマラスなボディは、研ぎ澄まされたＲ１のそれよりも美しささえ感じる。Ｒ１発売後も根強い人気に支えられ９８年も生産を継続、新たにレッド＆シルバーの新色が追加された。 このエンジンはイタリアのｂｉｍｏｔａに供給されＹＢ−１１として世界中で乗られている。

●水冷４ストDOHC5ﾊﾞﾙﾌﾞ並列4気筒●1002ｃｃ●145ｐｓ/10000ｒｐｍ●11.0ｋｇ−ｍ/8500ｒｐｍ●198ｋｇ●19Ｌ●120/70ZR17・180/55ZR17