★1980年西ドイツケルンで開催されたＩＦＭＡショーにおいて、一大センセーショナルを巻き起こしたSUZUKI GSX1100S刀。これまでのオートバイのイメージを打ち破ったスタイリングはその後熱狂的な刀ブームを引き起こす。ドイツ人ハンス・ムートによるそのデザインは日本刀をイメージに作られたものだった。しかし独創的なそのデザインを実際に製品化するにはさまざまな困難があった。独自のタンク形状、カウリングの実現やスエード調のツートンのシート、さらに黒クロームメッキのエキゾーストなど生産工程を複雑化する課題が重複した。しかしIFMAショーに登場した“刀”は、ムートの描いたデザインをほぼ変えることなく作られていた。 ★翌１９８１年４月輸出専用モデルとして発売開始、日本でもたちまち人気モデルとなりました。１９８２年には当時の国内上限の７５０Ｓが発売になりましたが、当時の運輸省の規制によりスクリーンは外され、ハンドルはアップハンドルのなんともおかしな刀が出来ました。それから１２年後の１９９４年に待望のオリジナルスタイルの１１００Ｓ国内モデルが発売されました。途中何度か生産中止されるも度々再生産が行われ、２０００年にファイナルエディションが限定１１００台発売され最後となりました。KATANAも発売以来デザインが変わる事なく造り続けられたマシンですあり、GPZと並ぶカスタムマシンなのです。 ★ATTCメンバー浜ナンの愛車刀はナンバープレートが横浜なのです。まだＨＮの決まっていなかった彼に忍者使いが閃いた名前はズバリ「浜ナン」でした。漫画「あいつとララバイ」の中で、原宿テディボーイズのユウキが研二の事を「浜ナン」と呼んでいたのが無性にカッコ良く思えて、とても印象に残っていたんだよ。(^^ゞ

■８１年モデル諸元 ●空冷４ストＤＯＨＣ４バルブ並列４気筒●１０７５ｃｃ］●１１５ｐｓ／８５００ｒｐｍ●９．８ｋｇ−ｍ／６５００ｒｐｍ ●２３２ｋｇ●２２Ｌ●前３．５０−１９後４．５０−１７